アイビスペイントでCandiceフォントを使う方法 - 完全ガイド
Ava Wright
Published Aug 15, 2026
スマホで本格的なデジタルイラストやデザインを楽しむ人が増えた今、アイビスペイント(ibisPaint X)はその中心的な存在になっている。使いやすいインターフェース、豊富なブラシ、そして文字入れ機能。そのなかでも特に注目されているのが、外部フォントのインポートだ。とりわけ「Candiceフォント」は、SNSのグラフィックやネームボード、ファンアートのデコレーションとして若いクリエイターたちの間で爆発的な人気を誇っている。
でも実際のところ、「Candiceフォントをアイビスペイントに入れたのに、どこにあるかわからない」「インストールしたはずなのに使えない」という声は今も絶えない。このガイドでは、そんな疑問をすべて解消する。
Candiceフォントとは何か
URW Softwareが提供する「Candice」は、大胆でインクの質感が漂うカーブが特徴的な、無料のディスプレイフォントだ。太いストロークとループ状の文字は、手描きの看板のようなレトロな雰囲気があり、遊び心とノスタルジーを感じさせる。
その見た目のインパクトは強烈で、一目見ただけで記憶に残る。文字を大きく配置したポスター、ネームボード、アイコン画像など、あらゆるビジュアルコンテンツに自然になじむ。ベーカリーのブランディングやアイスクリームのパッケージ、イベントポスター、ロゴ、SNS用グラフィックなどに温かみのあるヴィンテージ感を加えることができる。
この無料フォントは、余白を活かして曲線を際立たせることで真価を発揮する。大きく配置し、本文にはシンプルですっきりとしたサンセリフ体を合わせるのがおすすめだ。特にアイビスペイントのキャンバス上でこの組み合わせを使うと、プロが作ったような仕上がりに近づける。
なぜアイビスペイントユーザーにCandiceが人気なのか
TikTokやX(旧Twitter)で「#ネームボード」「#ぷっくり文字」といったハッシュタグが広まったことで、Candiceフォントの存在は一気に知られるようになった。TikTokクリエイターたちがぷっくり文字の作り方を紹介する動画を投稿し、「フォントはCandiceです!」と明示したことが大きな拡散のきっかけとなった。
コンサートのうちわ作り、推しのグラフィック制作、ファンアートへのテキスト追加。どれもスマホ一台で完結させたいニーズと、Candiceフォントのビジュアルインパクトが見事に一致した。アイビスペイントはその「作業場」として最も使いやすいアプリだったわけだ。
CandiceフォントをアイビスペイントにインポートするSTEP
手順そのものは難しくない。ただ、初めてやると「どこで詰まるか」がわかりにくい。以下に、スマートフォン(iOSとAndroid共通の考え方)での実際の流れをまとめる。
STEP 1 - Candiceフォントをダウンロードする
まずフォントファイル(.ttf形式)を入手する必要がある。「fontmeme.com」などのフォント配布サイトからCandiceフォントを無料でダウンロードできる。他にも「dafont.com」や「1001fonts.com」などの定番サイトでも配布されており、検索窓に「Candice」と入力するだけで見つかる。ダウンロードしたファイルはZIP形式であることが多いので、解凍して.ttfファイルを取り出しておこう。
STEP 2 - アイビスペイントでテキストツールを開く
テキストツールはテキストを簡単に入力できるだけでなく、日本語マンガ制作に欠かせない縦書き機能にも対応している。ツール選択ウィンドウからテキストツールを選択しよう。
「テキストを追加」をタップする。その後、テキスト入力画面が開いたら、フォント選択のボタンをタップする。フォントの項目をタップすると、フォント一覧が表示される。
STEP 3 - フォントリストから外部フォントを追加する
リストの右端に雲形マークが描かれているフォントは、外部サイトからフォントをダウンロードする必要がある。項目をタップするとフォントを公開しているサイトが表示されるので、フォントをダウンロードしよう。また、リストに載っていないフォントを使いたい場合も、外部サイトからフォントをダウンロードする必要がある。
新しいフォントを追加するには、「フォント」をタップしてからプラスサインをタップする。すると新しいフォントを入手またはダウンロードできるウェブサイトに案内される。そこで先ほどダウンロードした.ttfファイルを選択するか、ブラウザからフォントサイトに飛んでCandiceを直接インストールする。
STEP 4 - フォントを確認して選択する
ダウンロードしたフォントはアイビスペイント内の「ウェブフォント」の項目から利用できるようになる。フォント一覧をスクロールしてCandiceを探し、タップして選択すれば準備完了だ。
なお、よく使うフォントは項目の左端の「☆」ボタンを押してお気に入りに登録しておくと便利だ。お気に入りに登録したフォントはポップアップ上部の「お気に入り」タブからすぐに表示できる。
追加したCandiceフォントが表示されないときの対処法
「フォントを追加しました」と表示されるのにどこにあるかわからない」という声は多い。これは焦る必要はない。主なケースは以下の通りだ。
まず確認すべきは、フォントリストの「ウェブフォント」または「追加済み」のタブだ。デフォルトのフォントリストに表示されていなくても、別タブに格納されていることがある。表示されるフォントはデバイスにインストールされているフォントであり、デバイスやOSによって(iOSとAndroidなど)表示内容が異なる。このため、同じ手順でインストールしても、機種によって見え方が多少違う場合がある。
それでも表示されない場合は、アプリを一度完全に終了させて再起動するのが一番手早い解決策だ。フォントキャッシュの問題で反映されていないことが多い。
Candiceフォントをアイビスペイントで活かすデザインのコツ
フォントをインストールしただけで満足してしまう人は多いが、本当の楽しみはここからだ。Candiceフォントの特性を理解して使えば、仕上がりのクオリティが段違いになる。
文字サイズは大きめに設定する
Candiceはディスプレイフォント、つまり「大きく見せるため」に設計されたフォントだ。小さいサイズで使うと、ループ状のカーブやインクの質感が潰れてしまい、フォントの良さが半減する。キャンバスの20%以上を占めるくらいのサイズを目安にしてみてほしい。
ストローク(縁取り)を活用する
文字の縁の色は「ストロークカラー」で変更でき、縁の太さは「太さスライダー」を左右にドラッグすることで調整できる。Candiceフォントに白や黒のストロークを加えると、「ぷっくり文字」のような立体感が生まれる。これがSNSで人気のあのスタイルだ。
背景色とのコントラストを意識する
テキストツールの「背景」タブから背景色を設定できる。初期状態では不透明度が0%になっているので、スライダーを右に動かして不透明度を上げ、好みの色でテキスト背景を塗りつぶすことができる。ただし、Candiceフォント本来の魅力を活かすなら、背景をシンプルにして文字そのものを引き立てる方向性がおすすめだ。
行間と文字間隔を整える
スペーシングタブでは、スライダーを左右にドラッグして文字間隔を調整できる。行間のスペースもスライダーで調整可能だ。Candiceフォントはループが大きい文字が多いため、文字間隔を少し広めに取ると読みやすくなる。
Candiceフォントの商用利用とライセンスに注意
楽しく使う前に、必ず確認しておきたいのがライセンスの問題だ。フォントによって商用利用の可否などの規約が定められているので、フォントを使う前にはライセンスを確認すること。一般的に、フォントを公開しているサイトにも利用規約が記載されている。
Candiceフォントは個人的な非商用利用においては広く使われているが、グッズ販売や仕事の受注制作など金銭が発生する用途では、配布元や権利元の規約を必ず確認すること。URW Softwareが開発したフォントであることを念頭に置き、商業目的での使用は慎重に判断してほしい。
アイビスペイントの他のおすすめフォントとの組み合わせ
Candiceフォントをメインに使うとき、他のフォントとどう組み合わせるかも重要だ。アイビスペイントには「ヒラギノ丸ゴ」など端末にあらかじめインストールされているフォントがデフォルトで選択できるようになっている。また「おしふぉんと」はアイビスペイントのオリジナルフォントで、プレミアム会員に加入すると使える。
英字タイトルはCandiceで大きく、説明テキストはヒラギノ丸ゴなどのシンプルな書体で小さくまとめると、読みやすさとビジュアルインパクトのバランスが取れる。この対比がデザインの完成度を高める鍵だ。
まとめ - Candiceフォントをアイビスペイントで使いこなす
Candiceフォントをアイビスペイントで活用するには、まずフォントファイルを無料配布サイトからダウンロードし、アプリのテキストツール内のフォント追加機能からインポートする。インストール後はウェブフォントまたは追加済みタブで確認でき、お気に入り登録で次回からの呼び出しも簡単になる。
フォントは入れて終わりではない。文字サイズを大きく取り、ストロークで立体感を出し、行間と文字間隔を整えてはじめてCandiceの個性が生きてくる。ライセンス確認という地味だけど大切なステップも忘れずに。
手順を一度マスターすれば、ネームボードもSNSグラフィックも、スマホ一台で本格的な仕上がりを実現できる。Candiceフォントはそのための強力な武器になるはずだ。